オークネットOBOGインタビュー

オークネットとは？

慶應OBOG社員プロフィール

業務内容について教えてください。

私はデジタル機器を取り扱う事業部門に所属しており、その中でも海外顧客向けオークションサービスに関係する業務に携わっています。具体的には、主にマーケティング施策を通じた新規海外顧客の開拓、既存の海外顧客のフォロー及びオークション利用促進などを行っております。ときには海外現地訪問を通して、情報の収集や新規顧客開拓、既存顧客訪問なども行っております。最近はデジタルマーケティングの推進や海外向けオークションサービスの改善・提案、営業戦略の立案といった責任感を伴った幅広く、やりがいのある業務にも携わっています。

オークネットに入社したきっかけは何ですか。

就職活動の際に、これまでの「大量生産・大量消費」に代わる、再利用やシェアなどを通した「循環型社会」、「モノの使用頻度の最大化」という考え方・キーワードで会社をみていたときがあって、いわゆる一次流通（動脈の流通）ではなく二次流通（静脈の流通）の領域に興味がありました。そのとき、主に中古品を独自のオークションプラットフォームで流通させているオークネットの事業を知り興味が湧きました。加えて、実際にお会いする社員の雰囲気や社風が私個人としても合っているなと感じ、選考を受けようと決めました。
実際に入社した後も、各種制度や仕組みだけでなく、やはり一緒に仕事をさせていただいている社員の人柄がよく、大変なときはありつつも楽しく仕事ができていて、やはりオークネットを選んでよかったと実感しています。

仕事で苦労したことは何ですか。

入社1年目の冬にチームリーダーとしての役割を任され、同時にそれまでの海外オークション会員数を倍増させるプロジェクトを担当したことです。チームとしても新しいチャレンジを、リーダーとして主導していかなければならなかったので苦労しましたが、同時にたくさんの学びを得ました。リーダーとして仕事を進めていく際は、当然ですが受け身ではチームが回っていきません。覚悟をもって、主体的に議論や活動をリードし、ときには様々な意見や要素をふまえて意思決定をしていく必要があります。プロジェクトの成功を通じて、自分が割り振られた仕事を完了すればよい、仕事をメンバーにただ割り振ればよいというわけではなく、中長期的にはチームとしてのパフォーマンスを上げる仕組み化だったり、そもそもチームとして何をしたいのかといった視点ももってチームを主導していかなければならないとも思いました。リーダーとして一定の成果を出そうと思ったら否が応でも主体性や全体を俯瞰してみる視点や視座が必要になるので、入社して早い時期からこれらを自分の実感として得ることができたのは今でも貴重な自分の財産となっています。同時に、メンバーの意見やチームのパフォーマンスをどうやったら引き出せるのかといった課題や苦悩も感じており、今でも日々悪戦苦闘しながら学んでいる最中です。

仕事で心掛けていることは何ですか。

2点あります。まず1つ目は、顧客の視点を忘れないことです。もちろん会社として限られたリソースを使って利益を上げ、目標を達成していくことは大変重要なのですが、そもそも顧客に選ばれなければ、たとえ短期的に利益が上がったとしても長期的には会社は存続し得ないでしょう。何らかの施策を検討/実施する際にも、対象顧客を定め、その理解度を深めなければ質の良い打ち手にはなりません。例えばオークションの入会手続きひとつとっても、私が入社した当初は社内の様々な都合で複雑化・長期化していましたが、顧客の視点にたつと様々な改善点がみえてきて、大幅な簡略化につながりました。働いてみると分かることですが、日々仕事をしているとついつい顧客の視点を忘れて、社内の都合で物事を判断しがちになってしまうので、癖になるまで意識することが重要だと思っています。2つ目は主体的に業務に取り組むことです。あらゆる物事を「自分ごと」としてとらえて仕事をしていくと、キャッチアップが早くなりますし、課題に対して自分なりの提案が少しずつできるようになってきます。リーダーという立ち位置は最低限そうした主体的な姿勢がなければ務まりませんので、良い機会でした。チームの生産性を上げるためには、ひとりひとりが主体的に取り組むこと、リーダーの視点をもつことが不可欠だと思います。そのうえで、それぞれの構成員が、チーム全体の中で相対的に足りない部分を補ったり、それぞれの価値を提示することが重要だと感じたので、いちメンバーとしても自分なりの意見を出していくことを意識しています。

この会社に入社して良かったことは何ですか。

2点あります。まず1つ目として、会社の事業自体が、入社のきっかけともなった「二次流通」「循環型社会」等を推進するものでもある点はやはりよかったと感じています。最近SDGｓ等のキーワードが日本企業の間で流行をみせていますが、その何年も前からオークネットは事業を通してそれを推進している存在です。自分の日々の業務が目の前の顧客だけでなくそれがそのまま社会的な課題の解決にも役立っていると感じられることは私にとって重要でした。2つ目は、自身が望めば若手にも裁量の大きい仕事を任せてもらえる点です。私のチームはメンバーが若手中心で人数もそこまで多くないため、企画・マーケティング業務から顧客対応業務まで幅広くかつ裁量の大きい仕事を任せていただきました。例え年次が低くとも、自分が出した意見やアイデアに根拠や正当性があれば採用される環境で、自分の意見が自社のサービスに反映されることも少なくありませんでした。また、入社数年で海外出張へ行かせていただき、自ら開拓活動等を行えたのも非常にやりがいを感じました。海外に関連し、かつここまで自由に仕事を任せてもらえる環境はなかなかないと思います。仕事で何か困ったことや不安に思うことに直面した場合には、周囲の先輩方がサポートしてくれましたので、その点でも安心して仕事に取り組むことができました。

就活生にメッセージをお願いします。

自分や就活の軸がしっかりある方についてはもう何も言うことはありませんので、健康だけには気を付けて突き進んでください！一方、自分のやりたいことがみつからないと不安になったり、他人と比べて不安になったりしてしまう方についても、そう思うことは当たり前なので安心してください。私もそうでした。こうした不安を解決する際に重要なのは、「とりあえずやってみる」ことです。ある程度情報を整理して自分なりの考えをまとめたら、どんなことでもよいので実際に行動をしてみましょう。会社についても、実際に働いてみてはじめて分かることの方が多いです。ビジネスにおいても明確な正解がなく、限られたリソースのなかで仮説⇒実施⇒検証を繰り返していくことは当たり前のことです。どんなことでも、実際に自分が経験したことから得られる肌感覚は重要ですので無駄にはなりません。最近は「割に合わないことをやるのがダサい」「楽して儲けるのがカッコいい」という風にスマートにやろうとしすぎているきらいがあるので、多少泥臭く自分の手を動かしてみてもよいと思います。

新卒募集要項